ギリシャ神

ギリシャ神はギリシャ神話に出てくる神々です。

・ゼウス
・ポセイドン
・ハデス
・プロメテウス
・ヘラクレス
・アポロン
・アルテミス
・アテナ
・アフロディーテ
・アレス

ここではギリシャ神話を創造の物語でなくギリシャ神話に出てくる神々の信仰や言い伝えがもともとあり、それを土台にホメロスの「イリアス」、「オデュッセイア」、ヘシオドスの「神統記」、「仕事と日々」という4つの叙事詩が書かれていると思っています。
古代のギリシャには神が存在し、その一部が言い伝えられ、そして面白く着色され伝わっていると捉えることで、夢が広がります。

ギリシャ神話は、大きく「創造神話」、「神々の神話」、「英雄たちの逸話」の3つに分けることができます。

ギリシャ神話「創造神話」

ギリシア神話の創造は、天地は神によって作られるものというより、むしろ神が天地そのものであり、神々の誕生の系譜がそのまま天地の由来とされています。
ヘシオドス『神統記』によれば、ギリシア神話の創造神話(神統記)をは以下のように示されています。
・天地の前には混沌(カオス)のみが存在した。
・カオスから最初に大地(ガイア)、夜(ニュクス)、闇(エレボス)、愛(エロース)、奈落の底(タルタロス)が生まれた。
・ニュクスとエレボスから光(アイテル)と昼(ヘメラ)が生まれた。
・ガイアは自力で天(ウラノス)を産んだ。
・ガイアはウラノスとの間にティタンたちを産んだ。
・ティタンには、大洋オケアノス、農業(クロノス)、記憶(ムネモシュネ)、レア、ヒュペリオン、コイオス、クレイオス、イアペトス、テミス、テテュス、テイアがいる。
・ウラノスは子供に地位を奪還されまいとしてティタンたちをガイアに押し込めた。
・怒ったガイアの命を受けたクロノスがウラノスを去勢し、去勢された男根の泡から美(アプロディーテ)が生まれた。
・ヒュペリオンとテイアの間に太陽(ヘリオス)と月(セレーネ)が産まれた。
・クロノスはレアとの間にゼウス、ポセイドン、ハデス、ヘスティア、デメテル、ヘラを産んだ。
・クロノスは子孫に地位を奪回されると予言されていたため、子供を次々と飲み込んだ。
・ゼウスだけがレアによって難を逃れ、キュクロプスやヘカトンケイルと共にティタノマキアでクロノス達を倒し、タルタロスに幽閉した。
・ゼウスが世界の支配者となり、人間がプロメテウスの手によって作られた。
・その後ヘパイストスの手によって作られパンドラと名づけられた。

ギリシャ神話「神々の神話」

ギリシア神話の神々の物語は、ゼウスとその兄弟、子供たちの物語です。
誕生物語や成長、愛憎、冒険を綴った物語で神々の個性に焦点を当てたバラエティに富んでいます。

ギリシャ神話「英雄たちの逸話」

ギリシア神話の英雄たちの逸話は、分量的にはもっとも大きく、いわゆるギリシア神話として知られる物語や逸話は、大部分がこのカテゴリーに入ります。
英雄たちは神の血を引いており、強靭な肉体を持ち勇猛果敢な性格を備えた半神半人です。
英雄は神になったり星座になったりしているもののトロイ戦争のように史実の記録が残っているものもあり、現実との融合をしている物語です。