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ギリシャ神

ギリシャ神 ディオニュソス

ギリシャ神 ディオニュソス

ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神です。
別名にバッコスがあり、ローマ神話ではバックス(Bacchus)と呼ばれ、豊穣神のリーベルと、エジプトではオシリスと同一視されています。

家族

父:ゼウス
母:セメレー(テーバイの王女)

能力・武器

テュルソスの杖
酒神・ディオニューソスとその信者女が持つ霊杖。
長い杖か槍または投げ槍の形をし先端にマツがついておりキヅタ、花々、ブドウの葉や房が巻きついています。
武器としても優れており、ディオニュソスはこの杖で巨人を殴り倒しています。

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北欧神

北欧神 ロキ

北欧神 ロキ

ロキは北欧神話に登場する悪戯好きの神です。
その名は「閉ざす者」、「終わらせる者」の意味を持っています。
神々の敵であるヨトゥンの血を引いており、巨人の血をも引きながら、オーディンの義兄弟となってアースガルズに住み、オーディンやトールと共に旅に出ることもありました。
特殊な立ち位置の神です。

変身術を得意とし、男神であるが時に女性にも変化し、時に自身が変身するだけでなく、他者に呪文をかけて強制的に変身させたことできます。
美しい顔を持っていますが、邪悪な気質で気が変わりやすく狡猾さでは誰にも引けを取りません。よく嘘をつきます。

ロキはその狡猾さから、時には神に味方し、時には神を裏切り、ラグナロクを引き起こした、北欧神話最大のトラブルメーカーでトリック・スターです。

元は火を神格化した存在だったと考えられています。
「空中や海上を走れる靴」を持っています。

家族

父:ファールバウティ
母:ラウヴェイ
子:フェンリル、ヨルムンガンド、ヘル、ナリ、ナルヴィ、スレイプニル

神話

変化

変身術を得意としたロキは、男神であるが時に女性にも変化します。
男性神としてのロキは、アングルボザとの間に、フェンリル、ヨルムンガンド、ヘルという子供を設けています。
シギュンとの間には、ナリとナルヴィ(ヴァーリ)という子供を設けています。
牝馬に変化した女性神としてのロキは、牡馬のスヴァジルファリとの間にスレイプニルという子(神馬)を設けました、そしてその子はオーディンの乗っている8本足の神馬スレイプニルのことです。

魔法の道具・武器

ロキの特徴の一つに、北欧神話の神々がもつ様々な「魔法の道具・武器」の多くがロキによってもたらされています。
ロキは小人族に命じたり騙したりして、神々の使う様々な「魔法の道具・武器」を作らせたのです。
ロキ自身も自由に空を飛び回ることができる「空中や海上を走れる靴(陸も海も走れる靴)」を所持しています。

ロキは小人族を上手く口車に乗せて騙すことで、オーディンの槍グングニルやトールの戦鎚(ウォーハンマー)のミョルニル、フレイの魔法船のスキーズブラズニル、黄金を永遠に生み出すことができる金の腕輪ドラウプニル等を作らせて、神々の世界に多大な恩恵と強大な武力を与えました。
スルトの妻シンモラが持っている魔法の剣レーヴァテインも、ロキがニヴルヘイムの門でルーン文字を詠唱して鍛えて作り上げた剣です。

雷神トール

ロキと一番仲の良い神は雷神トールです。
すべてを叩き潰すような最強の武力を持つトールを、狡猾な知性・計略を持つロキがバックアップして助けるという相補的な関係で助け合っていました。「ギュルヴィたぶらかし」「トール讃歌」では、トールとロキが連れ立って巨人の国へ冒険しに行きます。その際にもロキはトールの危機を何度もその知性・悪知恵で救っています。一方、ロキの狡猾さでトールは何度も窮地に立たされてもいます。

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北欧神

北欧神 オーディン

北欧神 オーディン

オーディンは、北欧神話の最高神にして戦争と死の神です。
魔術の神であり知識の神です。特に知識に対し非常に貪欲で、知識を得るために自らの目や命を代償に差し出すこともあったと言います。
ユグドラシルの根元にあるミーミルの泉の水を飲むことで知恵を身に付け、魔術を会得する。片目はその時の代償として失ったとされています。

また詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロンでもあります。

オーディンは神々の世界アースガルズにあるヴァーラスキャールヴに住み、フリズスキャールヴに座り、世界を見渡している。

家族

父:ボル
母:ベストラ
兄弟:ヴィリ、ヴェー
子:バルドル、トール、ヴィーザル、ヴァーリ、ホズ、ヘルモーズ、ブラギ、ヘイムダル

神話

オーディンは全知全能の神とされています。

第一位の神。天と地と、その狭間にある全ての物を創り出した万物の父にして支配者です。
知識と芸術と戦いと死を司る、アース神族の長です。

数多くの名を持ち、傲慢で気紛れな選定者です。
鍔の広い帽子で隻眼を隠し、青い外套を羽織った姿です。

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ギリシャ神

ギリシャ神 アレス

ギリシャ神 アレス

アレスは、戦を司るギリシャ神です。
最高神ゼウスと女王ヘラの子とされています。
オリュンポス十二神の一柱として名を挙げられています。

本来は戦闘時の狂乱を神格化したもので、恩恵をもたらす神というより荒ぶる神として畏怖されています。
「城壁の破壊者」の二つ名があり、戦争における栄誉や計略を表すアテナに対して、戦場での狂乱と破壊をつくします。
性格も粗野で残忍、かつ不誠実であると言われています。

最高神夫妻の不肖の王子と呼ばれています。

家族

父:ゼウス
母:ヘラ

能力

アレスは「軍神」の名をもつ神です。
戦では常に力押しで攻めるなど、力に頼った戦しかできません。

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ギリシャ神

ギリシャ神 アフロディーテ

ギリシャ神 アフロディーテ

アプロディーテは、愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱でもあります。
英語表記ではヴィーナスとして知られています。
オリュンポス神族一の美貌を誇っていますが、性格は奔放でいくにんもの愛人がいると言われています。

美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で、最高の美神として選ばれています。

家族

父:ウラノス
クロノスによって切り落とされたウラノスの男性器にまとわりついた泡から生まれ、生まれて間もない彼女に魅せられた西風が彼女を運び、キュテラ島に運んだ後、キュプロス島に行き着いたといいます。
彼女が島に上陸すると美と愛が生まれ、それを見つけた季節の女神ホーラたちが彼女を飾って服を着せ、オリュンポス山に連れて行ったとされています。
一方で、ゼウスとディオーネの娘と言う説もあります。

能力

アフロディーテは「愛と美と性の女神」で、美と優雅を司る三美神カリスたちを侍女として従わせています。
アプロディーテのつけた魔法の宝帯には「愛」と「憧れ」、「欲望」とが秘められており、自らの魅力を増し、神や人の心を征服することが出来きます。

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ギリシャ神

ギリシャ神 アテナ

ギリシャ神 アテナ

アテナは、知恵、芸術、工芸、戦略を司るギリシア神話の女神です。
オリュンポス十二神の一柱でもあります。
アルテミス、ヘスティアと並んでアプロディーテの神力を及ぼさないギリシア神話の三大処女神として有名です。

アテナ崇拝の中心はアテナイです、アテナイの町の守護神の座をかけて叔父であるポセイドンと争ったこともあります。

家族

父:ゼウス
母:メティス
子:エリクトニオス

能力

輝かしい美貌と猛々しい肉体をもつ「戦の女神」です。
その実力は最高神ゼウスよりも強力と予言され、恐れたゼウスはアテナ誕生直後に飲み込んだと言われています。
のちに「鍛冶の神」であるヘパイストスによってゼウスの頭から誕生したとされています。

アテナは「戦の女神」だけでなく、知識と技芸も司っています。
また、その美しさは女王ヘラや「美の女神」アフロディーテとも競ったと言われています。

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ギリシャ神

ギリシャ神 アルテミス

ギリシャ神 アルテミス

アルテミスは、ギリシア神の「狩猟・貞潔の女神」です。
また、「月の女神」でもあります
アテナ、ヘスティアと並んでギリシア神話の三大処女神としても有名です。

アルテミスはゼウスとレートーの娘で、アポローンの双生児とされています。
オリュムポス十二神の一柱にも数えられています。

家族

父:ゼウス
母:レト
兄弟:アルテミス、
子:アスクレピオス

能力

アルテミスは「森の神」、またアポロンとともに「遠矢射る神」の名をもち、疫病と死をもたらす恐ろしい「疫病の神」の側面も持っています。
また、産褥の女に苦痛を免れる「死を恵む神」でもあります。

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ギリシャ神

ギリシャ神 アポロン

ギリシャ神 アポロン

アポロンは、オリュンポス十二神の一人であり、ゼウスの息子です。
古くから牧畜と予言の神、また、竪琴を手に執る音楽と詩歌文芸の神とされています。

また、「太陽神」でもあり、医学、数学、予言、芸術を司る神であり、オリュンポス神族一の美男子とされています。
アポロンは父ゼウスの栄光を最も受け継いだ神であり、王子と言われています。

家族

父:ゼウス
母:レト
兄弟:アルテミス、
子:アスクレピオス

能力

アポロンは詩歌や音楽などの「芸能・芸術の神」としてよく知られています。
また、疫病の矢を放ち男を頓死させる「疫病の神」であるとともに病を払う「治療の神」でもあります。
また、戦争においては「遠矢の神」でもあります。
一方、羊飼いの守護神にして「光明の神」でもあり、神託を授ける「予言の神」としての側面も持つなど、その能力は広く多岐にわたっています。

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ギリシャ神 ヘラクレス

ギリシャ神 ヘラクレス

ヘラクレスは、ギリシア神話の英雄であり、オリュンポスの神に連なったギリシア神でもあります。
ヘラクレスはもともと神でなく、デミゴット(半神半人)なのです。

ヘラクレスはペルセウスの子孫であり、ミュケーナイ王家の血も引いています。
幼名はアルケイデスといい、のちに彼をデルポイの巫女が「ヘラの栄光」を意味するヘラクレスと呼んでから、ヘラクレスと名乗るようになりました。アポロンの信託で「ヘラの栄光」を名乗るように信託されたとの説もあります。

ヘラクレスの象徴は剛腕、弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮です。

家族

父:ゼウス
母:アルクメネ
兄弟:イピクレス
子:ヒュロス
ペルセウスの子孫

能力

ヘラクレスの一番の能力は類まれな力と知恵でしょう。
ヘラクレスはアムピトリュオンから戦車の扱いを、アウトリュコスからレスリングを、エウリュトスから弓術、カストルから武器の扱いを、リノスから竪琴の扱いを学びました。
そしてケンタウロス族のケイロンに武術を学び、剛勇無双となっりました。

キタイロン山のライオンを退治して以後は、ライオンの頭と皮を兜・鎧のように身につけて戦うようになります。

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ギリシャ神 プロメテウス

ギリシャ神 プロメテウス

プロメテウスは、ギリシア神の神であり、ティタンの神でもあります。
ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えた神として知られています。
また人間を創造したとも言われています。

プロメテウスの名は、pro(先に、前に)+ metheus(考える者)と分解でき、「先見の明を持つ者」「熟慮する者」の意であると考えられます。
他にも、ギリシャ語から「Προμη:促進する、昇進させる」「θεύς←θεός:神、ゼウス」と解釈すると、人類に神の火を与えた事で「神に昇進させた者」との説も有るそうです。

家族

父:イーアペトス
兄弟:アトラース、メノイティオス、エピメーテウス
子:デウカリオーン

能力

プロメテウスは「先見の明」を持ち「予言能力」を持っています。
彼は「ティタノマキア」におけるティタン神族の敗北を予見し、オリュンポス神族に加勢しました。